がん保険 入る?入らない?

こんにちは。がん保険についての話の続きです。保険のCMなどで、2人に1人ががんと診断されるといわれるがんです。

保険に入るべきか入らなくていいのか、その前にがんの実態について調べてみます。

 

現在のがん保険加入率は?

まず、どの位の割合の人が現在がん保険に入っているのでしょうか? 生命保険文化センターによる、「生命保険に関する全国実態調査(H27)」の数字です。



がん保険、H27現在の加入率は約6割ということですね。

 

 

死亡率のうち、がんが原因の割合は?

死亡原因、がんが特出して高い・・・ってイメージありませんか? 

実際の死亡原因って、どんな割合になっているのでしょうか。



(厚労省:人口動態統計月報年計(概数)の概況 H27 より)

「悪性新生物」っていうのが「がん」なので、大体4人に1人の割合で死亡の原因はがんだということになりますね。

 

がんが原因の死亡率の年齢別の内訳は?

★がん死亡率~年齢による変化

  • 男女とも、おおよそ60歳代から増加し、高齢になるほど高い。
  • 60歳代以降は男性が女性より目立って高くなっている。


(以下、資料はいずれも国立がん研究センターがん情報センターより)

 

年齢ごとに死亡率が上がっているのは当たり前ですよね。

がんが原因ではなくても、このグラフの通りになるんじゃないでしょうか。

 

 

部位別のがんが原因の死亡率(全年齢対象)

★部位別のがん死亡割合(1年間に人口10万人あたり何人死亡するか)

  • 2014年のがんの死亡割合は357.8人、女性232.5人(人口10万人あたり)。
  • 多くの部位、特に、口腔・咽頭、食道、胃、喉頭、肺、膀胱で男性が女性より死亡率が高い。


こちらは、部位別に発症数の多い少ないという点も関係ありそうです。

 

 



 

以上、生涯に渡って調査すると、男性の4人に1人、女性の6人に一人の割合でがんが原因で死亡している、という結果の数字になっているんですね。

 

 

現在年齢別のがん死亡率は?

★現在年齢別がん死亡リスク

 例:現在40歳の男性が20年後、60歳になるまでにがんで死亡する確率=2%





 

現在、40歳男性が20年後までに、100人中2人の割合でがんが原因で死亡。。。という結果を表す数字になっています。

死亡率、ということで考えると、年齢が上がるにつれて死亡率が上がっていくのは自然なことではないでしょうか?

 

 

がん羅漢率(がんを発症する人の割合)は?

 


  • 男女とも50歳代くらいから増加し、高齢になるほど高い。
  • 30歳代後半から40歳代で女性が男性よりやや高く、60歳代以降は男性が女性より目立って高くなっている。
 



・がんに羅漢する確率・・・ある年齢までにある病気に罹患する(その病気と診断される)おおよその確率

この表で見ると、一生の間で2人に1人の割合でがんだと診断される、という結果が表れています。

 

★現在年齢別がん罹患リスク

 例:現在40歳の男性が20年後、60歳になるまでにがんと診断される確率=7%





 

★サバイバー生存率(がんと診断されてからの年数別の生存率)

ピリオド法によるサバイバー5年相対生存率

サバイバー生存率は、診断から一定年数後生存している者(サバイバー)の、その後の生存率です。
例えば1年サバイバーの5年生存率は、診断から1年後に生存している者に限って算出した、その後の5年生存率です(診断からは合計6年後)。
 
  • 胃、大腸(結腸および直腸)、膵臓、肺がんでは診断からの年数が経過するにつれて5年相対生存率は高くなる。
  • 比較的生存率が低い膵臓がん、肺がんでも、診断から5年後サバイバーの5年相対生存率は80%近い。
  • 肝臓がんでは診断から5年後サバイバーの5年相対生存率は40%程度である。
 





 

がん保険、入るか入らないか?

いろいろ調査の資料を並べていますが、不安になったでしょうか?それとも想像と違っていたでしょうか?

2人に1人…という情報ばかりが一人歩きしているようですが、実際には若いうちからがんを発症してしまう人の割合はごくごくわずかです。

ほとんどの場合は、年齢が上がるにつれて、他の病気と同じようにがんを発症する確率も高くなっています。

でも、年齢が上がっていると、実際にどこまで治療を受けるのか?どの程度の治療を受けるのか、という体力的なことも問題になります。

 

一方、若い時期にがんと診断されて治療を受けるとなると、全力で治療にあたるのでは?

また、以前と同様には働けなくなったり、長期に渡ることも多く、身体的にも金銭的にも大変な状況になる場合も多いでしょう。金銭的に余裕が充分にあれば別ですが・・・

まだまだ小さな子供がいる、という場合もあります。

 

上の表の確率に対して、不安の方が大きければ、安心のため、がん保険は必要かもしれません。

その場合も、ずっと保険に入るのか、定期で必要な時期だけにするか。

 

ただし、どんな場合に保険が出て、どんな場合に保険が下りないのか、何を優先するのかをよく確かめる必要があります。(前回の記事

保険が下りると思っていたのに、がんと診断され、せっかくかけていた保険も下りないとなると、精神的にも大変辛い状況になってしまいます。

 

情報を正しく理解してから、保険の中身についても内容をよくわかった上で、後悔しないように加入されるといいと思います。説明責任は売る側にあるので、わからなければわかるまで質問しましょう。

 

がんを発症しない人になることを第一に考えてみると。。。

日本は国民皆健康保険、ということで、何かしらの公的医療保険に入っています。

でも、いろいろ不安だから、その上で民間の医療保険やがん保険に入ろうか・・・と考えるんですね。

 

車の運転免許を取った後、事故が起こったら保険は。。。ということばかり考えているでしょうか。

(保険には入りますが)

まず、先に考えることは事故を起こさないようにするにはどうすればいいか、ですよね。

がんなど、病気に対しても同様で、病院や保険にお金をかける前に、まず自分の体に直接お金を使うべきでは?

 

結局、半数以上の人は生涯がんを発症しない結果なので、自分もその中に入れるようになればいいわけです。

日々の食事、水、運動、生活習慣など、もし問題あると自覚しているなら、一人一人が自分を見直すことがまず最初にすることでは?

 

FPなのに、保険、勧めないの?って思われるかもしれませんが。。。

自分もそうですが、健康オタクな人が周り大勢いますし、大抵そういう方々は健康で元気です。

(免疫力アップの話もいろいろあります)

 

 

2 Responses to “がん保険 入る?入らない?”

  1. こなね より:

    こんにちは!

    ふむ・・・
    そうですねー。
    がん保険。。。

    まだ入らずのままで、9月にもう一度保険の相談会社の
    営業が来る予定なんですよねー。

    一度、生命保険全て止めて3年位。。。
    今までの支払った保険料で、結構入院出来たやろ!
    って感じに思って、思いきって止めたんですけどね。

    こちらの記事を読んでいると、まだいいかも。。。
    なんてまた考えてます。

    社会保険から高額医療費も出るし・・・
    そう思ったり、もしも・・・と思うと入ろうかな。と
    思ったり・・・

    保険って、ホント迷いますねー。^^;

    • zabiemon より:

      こなねさん こんにちは!

      そうなんです。迷いますね。。。
      人によって年齢、健康状態、家族、資産状況も様々なので、
      入った方がいいとか、入らない方がいいとかって、一概には
      ここでは言えないんです。もちろん、直接お話できれば結論は
      出るんですけどね(^_^;)

      何も知らずに、ただ保険に加入している人が大多数のようなので、
      分かった上で入ってほしいと思って、いろいろできる限り
      書いてます。。。(私もいろいろ知らなかった。。)

      ただ少し心配なのは、病気にかかった後だと保険に入りづらくなったり、
      入れない、またはその病気に対して保険が下りなくなることもある点です。
      (持病があっても入れます〇〇保険…とかっていうのは、保険料が高く
      設定されていて、保険会社は損をしないようになっています)
      無保険で一生大丈夫かどうかはカケですね。。。

      高額療養費制度も今すぐは大丈夫ですけど、今後変わらない保証は
      ありません。「年金はあてにならない」っていう人が多い割に、
      「高額療養費」に対してあまり否定的な意見の人が少ないが
      不思議です。もし、先になくなるとすれば絶対「高額療養費」
      の方が先のはずなんですけどね。。。

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