どっちを選ぶ?つみたてNISA(積立NISA)とNISA NISAの選び方 ①

来年(2018年)1月1日から、今まで投資とは無縁だった人にもおすすめできる、投資のしくみと商品選択ができるようになりそうです。それが「つみたてNISA」です。

NISAについて

「つみたてNISA」の前に、現行のNISAについてです。


・一人につき1口座のみ
・年間投資上限:120万円

・非課税で持ち続けることのできる期間:5年間
・非課税枠合計:600万円(120万円×5年)
現在約1100万口座あるので、20歳以上の人の約1割の人が口座をもっていることになります。口座数は伸びているのですが、積立による利用は、総口座数の1割以下です。


また、一度も買付けが行われていない口座が全体の50%以上もあって、口座は開設したものの、実際には使っていない人が半数以上いるということです。


だから、少額からの積立投資が十分浸透していないということに。。

 

NISAが向いていない人もいる

年間投資上限の120万円。年間の買付額が120万円まで、という意味で、頻繁に買ったり売ったりを繰り返す人には向きません。

 

5年以内に売却するまでの間の配当や分配金が非課税になるので、一度売却した分はもうその枠を使ったことになります。(売却した後、その売却した年の枠内に残りの枠があればNISA口座として買付することは可能)

 

また、使い残した枠があっても、それを翌年以降に繰り越すことも出来ません。(例えば今年80万円、来年160万円は不可)

 

 

NISAで注意すること

5年が一区切りになっているので、その間のある時点で売却すれば、出た利益に対して20%差し引かれてしまう税金はかかりません。

 

配当や分配金を考えると、できるだけ5年間そのまま置いておく方がお得ですが、元本部分は別の問題になります。5年間の間に売却しなかった場合は、5年経過した時点の金額がその時点で改めて取得価格ということになってしまいます。

 

例:120万円 ⇒ (5年後)100万円

この場合、本当は20万円損失が出ているのですが、取得価格が100万円に変更になってしまいます。

ぴよビヨ
120万円で買ったものが100万円で買ったことに。。。(汗)



また、他に利益が出ていても、NISA口座内では損益通算することができません。

 

例えば、他の株式で50万円利益が出たとして、NISA口座ではなくて、一般口座・特定口座なら、源泉分離を選択して確定申告すれば、50万円にかかった税金と損益通算され、税金が戻ります(=50万円×20%=10万円 損失20万円と相殺され、10万円が戻ってくる)

ザビエ門
戻ってきて少しホッ。。



さらに、残りの損失10万円に対して以降3年間の損失の繰り越しも可能ですが、NISA口座内では損失はなかったこととみなされます。

 

そして、この後、この100万円が110万円になったとすると、利益が10万円出ている計算になります。(当初から見ると10万円損失が出ているはず)

 

もし、この110万円をNISA口座以外で売却すると、10万円に対して税金がかかってしまいます。(10万円×20%=2万円)

ぴよビヨ
そんなあ~。。。(涙)



毎年のNISA口座枠でいくら利益と損失が出ていて、ということに気をつけていかないといけません。

 

そう考えると、あまり値動きの激しいものは向かないのでは。株式より、穏やかな動きのインデックスファンドとか。

 

でも、それならわざわざ5年以内に売却っていうのも、面倒じゃないでしょうか。長期投資する人なら、5年以上売却しない人も多いはず。

 

この部分は、すでに投資商品を買っている人には煩わしいし、初めての人にはわかりずらかったところなのでは・・・と思います。税金がかからないのは魅力なんですけどねえ。。

(税金は復興特別税を除く)

ウサぴょん
めんどうなのはイヤだな~


 

つみたてNISAのしくみ

・一人につき1口座のみ(現行NISAと選択適用)
・年間投資上限:40万円
・非課税で持ち続けることのできる期間:20年間
・非課税枠:800万円(40万円×20年)
非課税の期間が20年ですので、先ほどの現行NISA口座の「5年間」縛りが長くなり、自由度が増してメリットが増えます。
20年間、売却のタイミングをあまり気にせずじっくりと積み立てができるわけです。
 
 

5年と20年ではこんなに違う!

(注)1985年以降の各年に、毎月同額ずつ国内外の株式・債券の買付けを行ったもの。各年の買付け後、保有期間が経過した時点での時価をもとに運用結果及び年率を算出している。
 
5年以内だと、利益が出る場合と出ない場合とバラつきが大きいですが、20年で見た場合、確かに利益が出る方に固まっています。
 
 

投資は必要だと思うが、投資を行わない理由



 

今まで、投資をしたことがない人の理由の一つが「まとまった資金がないから」。

 

そもそも投資の基本が「卵をひとつのカゴに盛るな」です。投資時期の分散、投資対象の分散のために、積み立てが基本ですから、「つみたてNISA」はピッタリなのです。

 

じゃあ、積み立てって、具体的にはどの位のペースで積み立てればいいのでしょうか?

 

つみたてNISAでは、「定期的に継続して」(租税特別措置法第37条の14⑤四)買付けを行う必要があり、ここでいう「定期的に継続して」とは、例えば以下のような場合が想定されています。

・毎月の頻度での買付け
・毎営業日や週に1回(特定の曜日)、2ヶ月に1回の頻度での買付け
・年2回のボーナス月のみの頻度での買付け

自動的に買い付けるのだから、「時間的にゆとりがない」場合にもピッタリでしょう。
 
 
また、「投資の知識がない」「投資は難しいと思う」「損をしそうで怖い」「どのように買ったらいいかわからない」という意見。
 
 
この点については、つみたてNISAでは、あらかじめ金融庁が商品選択をして選択対象を絞ってくれています。
 
 
公募投信全体約5,000本のうち、約114本(2017年7月現在の数字)+ETF6本の計120本。
 
 
10月1日に実際の商品が発表になります。
正式な本数は変更になるかもしれません。
 
(資料は全て金融庁HP資料より)
(次回につづく)
 

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