リスクとリターンの本当の意味

こんにちは。

今回は金融商品においての「リスクとリターン」についてです。

その前に、金融商品の選択基準として、「安全性」「流動性」「収益性」があります。

これが全てそろった金融商品は存在しないと言われています。(だから、そう言われて勧誘されたら詐欺だということに。。。)

例えば、「定期預金」。こちらはリターンは確保されていて(「安全性」がある)解約して換金しやすい(「流動性」がある)ですが、「収益性」は期待できません。ここでの「安全性」とは、一定の条件の下、元本が保証されている、という意味です。

不動産、こちらは「流動性」はありません。(簡単には売って現金化できないですね。)

株や投資信託など、こちらは元本確保ではないのでリスクとリターンがあることが想定される⇒元本確保ではないということだけとらえると「安全性がない」となります。

 

リターンとは、投資で得られる収益のこと。預金でいえば利息です。リスクとは「危険」という意味ではなく、「ブレ」のこと。定期預金等では金利はあらかじめ決まっていて、「ブレ」がありません。だから、その点において定期預金ではリスクはない(想定される利息に変化はない)と言えます。

ブレとは、「結果が不確実であること」を指します。

リスクにもいくつか種類があります。(為替リスク・価格変動リスク・信用(デフォルト)リスク)とか、(インフレリスク・カントリーリスク・為替リスク)と言われます。

 

では、ブレって何でしょうか?

問 題 ①

金融商品として考えてみた場合、次のうちリスクが高いのはどちらでしょうか?

 毎日2時間位遅れるバス

 1週間に1日、約1~2時間位遅れる電車

 

こたえ

Bが正解。Aは必ず遅れるので、ブレがない=リスクが低い。Bは遅れたり、遅れなかったりとブレがあるからリスクが高い、という意味になります(あくまでも金融商品として考えた場合のイメージです)。

「遅れる」ことがリスクではないんですよね。「遅れたり遅れなかったり」することがリスク(=ブレ)なんです。

 

問 題 ②

では、次のうちリスクが高いのはどちらでしょうか?

 1週間に1日、約1~2時間位遅れる電車

 1週間に3日、約3~5時間位遅れる電車

 

こたえ

Bが正解。Aに比べてBの方がブレが大きいですね。

 

結局、このブレが大きい方が「リスクが大きい」と表現されている訳です。

 

次に投資信託Aとういう商品があったとします。

そのリターン予想(予想収益率)が年3%だったとして、リスク(標準偏差の正規分布)が4%だとすると、当初100万円で購入したとすれば、1年後予想として・・・

3-4=マイナス1%(99万円)~3+4=プラス7%(107万円)の間になる確率が68%の確率であり、3-4×2=マイナス5%(95万円)~3+4×2=プラス11%(111万円)の間になる確率は95%であると予想される・・・という意味になります。

99%の確率なら3-4×3=マイナス9%(91万円)~3+4×3=プラス15%(115万円)の範囲内になります。

 

では、投資信託Bが予想収益率年2%、リスク2%とすると・・・

2-2=プラスマイナス0%(100万円)~2+2=プラス4%(104万円)の間になるのが68%の確率であり、95%の確率で2-2×2=マイナス2%(98万円)~2+2×2=プラス6%(106万円)の範囲内が予想され、99%の確率で2-2×3=マイナス4%(96万円)~2+2×3=プラス8%(108万円)の範囲内、ということになります。

 


ブタどん
グラフ上の線がブレてるのは無視してね~

ザビエ門
表で見えるように、ブレが大きい(リスクが高い)のはAの方ですね!


 

では、先程の「定期預金」ですが・・・他の面での「リスク」はあるのでしょうか?

まず考えられるのは「インフレリスク」。

同じ「100万円」といっても、現在の100万円の価値と将来インフレになってからの100万円では、価値が違ってきます。

インフレになると、物価が上がりますが、一般的に給与などの収入が上がるのはその後になるため、同じ100万円でも以前買えた物が買えない⇒実質の価値が下がることになり、目減りすることになります。

物価の上昇に預金利率が追いつかない・・・ということに。

また、日本円だけを持つ、というのもリスクがあります。

それも「カントリーリスク」の一つです。

だから、長期的な投資では対象と時間での分散投資が重要になるのです。

投資のことわざで「卵を一つのカゴに盛るな」という有名なものがありますが、一点に集中するのは投資においては危険だ…という意味です。(特に初心者は…)

〇〇で儲かった、利益が出たからこの〇〇が絶対良い…など、成功体験があっても過去の成功は過去のもの。

それよりもまずは分散して様子を見つつ、自分にとってわかりやすく興味のある分野が出てくれば(例えば、〇〇の業種なら詳しい!!など)その中で他のバランスを見ながら短期で投資してみる、位でいいのではないでしょうか?

 

コメントを残す

このページの先頭へ